人気の海外FX2社のAxioryとXMTradingを徹底比較してみました。
タイプの違うFX会社なのでその違いを含めた解説もしていきます。
比較対象は5つです。
- 最大レバレッジ
- スプレッド
- ボーナス
- 信頼性
- スワップポイント
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AxioryとXMの基本スペック比較
表面的なスペックの比較は以下の通りです。
比較項目 | XMTrading | Axiory |
最大レバレッジ | マイクロ口座 888倍 スタンダード口座 888倍 XM ZERO口座 500倍 |
400倍 |
口座残高レバレッジ制限 | ~$20000;888倍 $20001~$100000:200倍 $100001~:100倍 |
~$100000:400倍 $100001~$200000:300倍 $200001~:200倍 |
ドル円 平均スプレッド | マイクロ口座 1.6pips スタンダード口座1.6pips ※1 XM ZERO口座 0.1pips |
スタンダード口座 1.3pips |
通貨ペア数 | 57種類 | 61種類 |
最小取引単位 | ・マイクロ口座 MT4:0.01Lot (10通貨) MT5:0.1Lot (100通貨) ・スタンダード口座 0.01Lot(1000通貨) ・XM ZERO口座 0.01Lot(1000通貨) |
0,01Lot(1000通貨) |
強制ロスカット水準 (証拠金維持率) |
20%以下 | 20%以下 |
約定率 | 99.35% | 99.98% |
新規口座開設ボーナス | 30ドル | なし |
入金ボーナス | ・100%ボーナス(最大$500) ・20%ボーナス(最大$4500) |
お年玉100%入金ボーナス (最大3万円) |
EA対応 | 可 | 可 |
金融ライセンス |
セーシェル金融庁(FSA) |
ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC) |
入金方法 |
・国内銀行送金 |
・国内銀行送金(Curfex) ・国際銀行送金 ・クレジットカード ・STICPAY ・Bitpay |
出金方法 |
・海外銀行送金 |
・国内銀行送金(Curfex) ・国際銀行送金 ・クレジットカード ・STICPAY ・Bitpay |
※1:1Lotの取引手数料が往復で10ドル
※2:1Lotの取引手数料が往復で6ドル
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Axioryの場合、取引手数料は片道(発注)だけで3ドル/1Lotなので往復(発注と決済)で合計6ドル/1Lotとなります。
たまにFXサイトで往復6pipsという表記を見かけますが、その通貨ペアごとでレートが異なるのでドル表記が正解です。
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ユーロトルコリラの場合、6pipsで計算すると707円の手数料ということになりますが、実際の手数料は650円台なので1ドル108~109円で計算すると丁度6ドルになります。
ドル円やクロス円の場合はそのまま6pips=6ドルになります。
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最大レバレッジを比較
XMとAxioryの最大レバレッジを比較してみます。
比較項目 | XMTrading | Axiory |
最大レバレッジ | マイクロ口座 888倍 スタンダード口座 888倍 XM ZERO口座 500倍 |
400倍 |
口座残高レバレッジ制限 | ~$20000;888倍 $20001~$100000:200倍 $100001~:100倍 |
~$100000:400倍 $100001~$200000:300倍 $200001~:200倍 |
最大レバレッジだけを見るとAxioryが400倍なのに対してXMは888倍もあり2倍以上のハイレバレッジになっています。
レバレッジが高いとどれだけ有利なのかを取引量1Lotのドル円の必要証拠金で比較してみます。
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FX会社 | 口座タイプ | レバレッジ | 必要証拠金 |
Axiory | スタンダード ナノスプレッド |
400倍 | 27,472円 |
XMTrading | マイクロ スタンダード |
888倍 | 12,377円 |
XM ZERO | 500倍 | 21,978円 |
XMのマイクロ口座とスタンダード口座の888倍とAxioryの400倍のレバレッジでは15,000円の違いがあるので、単純計算すると倍の2Lotのポジションを持つことができます。
ZERO口座の500倍との差は5,500円程度なので、それほど大きく違いません。
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この必要証拠金の差がトレードにどれぐらいの影響を与えるのでしょうか?
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結論から言いますと、それほど影響はありません。
強いて言えば、強制ロスカットになるのが少し遅くなる程度のものです。
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トレードの原理原則として、1トレードに対して損失限度額は総資金(口座残高)の2%と言われています。
必要証拠金が減ってもロットサイズが同じ場合は損失額も同じなので15,000円ぐらいの金額では影響はありません。
これが国内FXの25倍の必要証拠金が439,602円になってきますと、さすがにトレードに影響が出てきてしまいますが、200倍以上のレバレッジだと少し証拠金が安くなり強制ロスカットまでの時間に猶予ができる程度です。
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確認しておいた方がいいのは口座残高でのレバレッジ規制の有無です。
XMTrading | Axiory | ||
$1~20000 | 888倍 Zero口座500倍 |
$1~100000 | 400倍 |
$20001~100000 | 200倍 | $100001~200000 | 300倍 |
$100001~ | 100倍 | $200001~ | 200倍 |
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口座残高が200万円まではXMの888倍、もしくはZero口座の500倍の方が有利ですが、200万円を超えてくると1000万円まで400倍のAxioryの方が有利になってきます。
この結果を踏まえて次のスプレッド比較でどちらが有利かを判断することができます。
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スプレッドを比較
AxioryとXMの平均スプレッドでの比較は以下の通りです。
ナノスプレッド口座には650円、Zero口座には1,080円が別途手数料として必要になります。
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通貨ペア | Axiory | XMTrading | ||
口座タイプ | スタンダード口座 | ナノスプレッド口座 | マイクロ口座 スタンダード口座 |
Zero口座 |
USD/JPY | 1.3pips | 0.3pips | 1.6pips | 0.1pips |
EUR/JPY | 1.5pips | 0.2pips | 2.5pips | 0.2pips |
GBP/JPY | 2.0pips | 0.9pips | 3.3pips | 0.9pips |
AUD/JPY | 1.9pips | 0.9pips | 3.3pips | 1.2pips |
EUR/USD | 1.2pips | 0.2pips | 1.6pips | 0.1pips |
GBP/USD | 1.6pips | 0.4pips | 2.1pips | 0.3pips |
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スタンダード口座を比較するとAxioryの方がスプレッドは狭くなっています。
スプレッドの狭いZero口座とナノスプレッド口座ではXMの方が狭くなっていますが、ここに取引手数料を1ドル=110円、ロット数1Lotで計算した合計で比較してみます。
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通貨ペア | ナノスプレッド口座 | Zero口座 |
USD/JPY | 960円 | 1,200円 |
EUR/JPY | 860円 | 1,300円 |
GBP/JPY | 1,560円 | 2,000円 |
AUD/JPY | 1,560円 | 2,300円 |
EUR/USD | 880円 | 1,210円 |
GBP/USD | 1,100円 | 1,430円 |
スプレッドでは両方の口座タイプでAxioryの方が狭くなっています。
スプレッドの狭さを加味したレバレッジ比較をした場合、Zero口座の500倍とナノスプレッドの400倍になるので、それほど大きな差ではなくなります。
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取引回数の多いスキャルピングはレバレッジよりもスプレッドの方に比重は傾きます。
資金の少ないトレーダーがボーナスを有効的に使ったスイングトレードをする場合、XMは有りだと思います。
ただ、入金ボーナス対象外のZero口座でガッツリトレードをするという人は、スプレッドの狭いAxioryのナノスプレッド口座を選択した方が有利にトレードすることができます。
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ボーナスキャンペーンで比較
XMにはボーナスキャンペーンが豊富に用意されています。
- 新規口座開設3,000円ボーナス
- 100%入金ボーナス
- 20%入金ボーナス
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ボーナスは出金することはできませんが、証拠金として使って得た利益分は出金することができます。
ただ、出金すると同じ割合だけ入金ボーナスは消滅してしまいます。
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一方のAxioryには年に一度のお年玉100%入金ボーナスだけですが、取引条件をクリアすれば出金することができます。
条件をクリアすることが出来ない場合でも年内は証拠金として使うことができ、口座から出金しても消滅することはありません。
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トレード資金が少ないトレーダーは少々スプレッドは広いですが、ボーナスで圧倒するXMのスタンダード口座を使って時間軸の長いトレードをした方が資金効率は上がると思います。
その場合はなるべく出金をしないでボーナスを減らさないようにトレードをすることをお勧めします。
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信頼性を比較
海外FXでトレードするのに最も確認しておくべき項目が『信頼性』だと思っています。
信頼性を見極める重要ポイント4つで比較します。
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重要ポイント | Axiory | XMTrading |
ライセンス | ベリーズ国際金融サービス委員会 (IFSC) |
セーシェル金融庁 (FSA) |
運営歴 | 2013年創業 | 2009年創業 |
資金管理 | 信託保全 | 信託保全 |
取引方式 | NDD方式 | NDD方式 |
どちらも運営歴10年以上、資金管理も問題なしで信頼性は抜群に高いです。
DD方式を採用している日本の金融庁に登録しているFX会社よりも信頼度は高いです。
インターバンク市場直結のNDD方式を採用しているだけでストップ狩りやレート操作の心配をせずに安心してトレードすることができます。
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海外FXで1、2を争う会社だけあってどちらも申し分ないです。
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スワップポイントで比較
裁量トレードが認知度が高く、スワップトレードは比較的マイナーな感じのトレードですが、長期保有することができたスワップトレードの破壊力は凄いです。
ヘタなトレードよりも収益をあげることができます。
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金利の高い通貨ペアで比較してみます.
高金利国のクロス通貨なので売りスワップがプラスになっています。
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通貨ペア | Axiory | XMTrading | ||
スワップポイント | 1日の獲得額/1lot | スワップポイント | 1日の獲得額/1Lot | |
EUR/TRY | 158.8 | 2,866円 | 122.5 | 2,222円 |
USD/TRY | 121.667 | 2,207円 | 71.29 | 1,293円 |
EUR/ZAR | 251.65 | 1,823円 | 194.77 | 1,411円 |
USD/ZAR | 144.73 | 1,048円 | 8.98 | 65円 |
GBP/ZAR | 222.35 | 1,611円 | _ | _ |
AUD/ZAR | 106.33 | 770円 | _ | _ |
EUR/MXN | 342.65 | 2,002円 | _ | _ |
USD/MXN | 197 | 1,151円 | 138.72 | 810円 |
2020年2月8日現在
XMはボーナスを提供している海外FXの中ではとても頑張ってスワップポイントを高くしていますが、ボーナス分をスワップポイントに回しているAxioryには敵いません。
ボーナスは出金することができませんが、スワップポイントは出金することができます。
これが大きな違いです。
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スワップポイントはポジションを保有しているだけで毎日利益が貰えるシステムです。
これまで勝てなかったトレーダーはスワップトレードに移行して、スワップで利益を上げるという体験をしてみてはいかがでしょうか。
アキシオリーはボーナスで集客することをせず、信頼性だけで顧客を獲得してきました。 その信頼性は海外FXの中でもダントツです。 ただ、そんなアキシオリーにも年に1度だけ配布してくれるという入金ボーナスとそれ以上にお得なスワップポイントにつ[…]
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AxioryとXMを徹底比較 まとめ
資金が少なくてボーナスを活用したい人はXM、それ以外のトレーダーはAxioryが良いのではないでしょうか。
XMでは、勝ててないトレーダーには追加で100%入金ボーナス復活することがあります。
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言い換えれば、勝ててるトレーダーにはボーナスの恩賞は少ないということになります。
今後、トレードの利益だけで十分、入金する必要はないと思っているのであれば迷わずAxioryです。
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何度も入金ボーナスを貰うということは、それだけ負けているということになります。
目指すところは入金ボーナスを貰うことではなく、ボーナスに頼らないトレーダーになることなのではないでしょうか。
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リアルマネーでいきなりトレード、それも海外FX口座でするとなると不安になる人がほとんどだと思います。 まずはデモ口座で模擬トレードで、ある程度知識と経験を積んで自信をつけてからリアルの相場に挑む方が良いと思います。 アキシオリーでは期限なし[…]