指値と逆指値

FXトレードでエントリーする基本的な方法は3つあります。

  1. 成行注文
  2. 指値注文
  3. 逆指値注文

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それぞれの注文方法の違いとMT4でのやり方をわかりやすく解説していきます。

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成行注文とは

成行注文とは値段を指定せずに注文を出して確実に約定するエントリー方法です。

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相場のリアルタイムな値動きに合わせて「成行売り」「成行買い」のボタンをクリックするだけエントリーが完了します。

値動きの激しい場面では、思っていたレートとは程遠いレートで約定することもあるので注意してください。

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成行の注文方法

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トレードするチャート上の『新規注文』からオーダーの発注画面を表示することができます。

もしくは右クリックをして「注文発注」から「新規注文」を選択してもOKです。

オーダー発注画面の「成行売り」もしくは「成行買い」をクリックすると注文完了となります。

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ワンクリックトレードを有効にして左側のレートが表示されている『SELL』もしくは『BUY』のボタンをクリックするだけで注文を約定させることができます。

注文する際は必ず通貨ペアと数量(ロット数)に間違いがないか確認した上でポチっとクリックするようにしてください。

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特にワンクリックトレードは何かのタイミングで間違ってクリックしてしまうことが少なくないので細心の注意が必要になります。

必要がない時はボタン上にある▲で非表示にすることができるので隠しておいた方が良いです。

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指値注文とは

指値の意味とは

売買注文を出すときに、あらかじめ指定したレートで売買を行なうことをいいます。指値買いでは現在のレートよりも安い値段を、指値売りでは現在のレートよりも高い値段を指定します。

引用元:外為ドットコム

指値注文には、押し目(戻り高値)を狙うタイミングで使うエントリー方法と保有したポジションの利確目標にセットするテイクプロフィット注文の2通りがあります。

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テイクプロフィット注文

テイクプロフィットとは、利確目標に指値注文を出しレートがそのポイントに来たら自動で決済してくれる注文方法のことで指値注文の基本的な使い方です。

MT4のオーダー発注画面には「決済値(T/P)」と表記されています。

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押し目、戻り高値を狙った指値注文のやり方

エントリーしたいポイントが現在レートよりもロングの場合は安いレート、ショートの場合は高いレートのときに指値注文を出せます。

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上記のようなロング場面でラインをブレイクした後などの押し目を狙うときに使うのが指値注文です。

例えば上記のようにブレイクしたラインに買いの指値注文を置いておくといった感じで落ちてくるレートが買い注文に刺さるのを待つエントリー方法です。

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ショートの場合は逆で戻り高値を待つ感じで売りの指値注文を置いておきます。

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指値注文のメリットはスリップせずに約定することですが、逆にデメリットは指値にレートが届かなければ約定しないことです。

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逆指値注文とは

逆指値注文は使い方が4種類あります。

  • ロング場面での逆指値売り注文(Sell Stop)
  • ショート場面での逆指値買い注文(Buy Stop)
  • ロング場面での逆指値買い注文(Buy Stop)
  • ショート場面での逆指値売り注文(Sell Stop)

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ロング場面での逆指値売り注文(Sell Stop)

ロング場面での逆指値の売り注文は含み損になったロングポジションのストップロス(ロスカット)のために使います。

MT4での表示は『Sell Stop』で指定したレートより安くなると自動的に売り注文が出されます。

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ラインブレイクでロングエントリーした場合、根拠が崩れる直近の安値にロスカットを置くことになります。

そのときに逆指値の売り注文を安値の青ラインにセットしておくことで、このラインを割り込むタイミングで売り注文が発注されて損失を限定することができます。

含み損のロングポジションをロスカットする売り注文なので「Sell Stop」になります。

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ショート場面での逆指値買い注文(Buy Stop)

ショート場面での逆指値の買い注文も含み損のショートポジションのストップロス(損切り)のために使います。

MT4での表示は『Buy Stop』で、指定したレートより高くなると自動的に買い注文を出します。

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ラインブレイクでショートエントリーしたこの場面では、ロスカットポイントは根拠が崩れる直近の高値になります。

その高値の青ラインに逆指値の買い注文をセットしておくことで、青ラインを超えるタイミングで買い戻し注文が発注されて損失を限定してくれます。

含み損のショートポジションを買い戻し決済のロスカットをするので「Buy Stop」になります。

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ロング場面での逆指値買い注文(Buy Stop)

先ほどのショート場面と同じ「逆指値の買い注文」ですが、ロング場面になると使い方が違ってきます。

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例えば、上記の直近高値が揃うレジスタンスライン(上値抵抗線)をブレイクするタイミングでロングエントリーしたいときに前もって注文を出す方法です。

現在レートよりも高いレジスタンスラインのレートで買いの指値注文(Buy Limit)を出してしまうと現在レート付近ですぐに約定してしまい成行注文のようになってしまいます。

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それを防ぐためにブレイクラインを越えたら買い注文が自動的に発注されるようになっているのが逆指値の買い注文です。

原理はショート場面と同じで現在レートよりも高いレートで買い注文を出すのですが、出される注文がエントリーなのでポジションを保有するためでロスカットで使われるショート場面とは全く逆の注文方法になります。

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ショート場面での逆指値売り注文(Sell Stop)

このショート場面での逆指値の売り注文は、原理はロング場面でのSell Stopと同じで、使い方はロング場面でのBuy Stopになります。

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赤色のサポートライン(下値支持線)をブレイクしたらショートエントリーしたいときに前もって売り注文を出すことが出来る方法です。

ロング場面のByu Stopでも書きましたが、現在レートよりも安いサポートラインのレートで売りの指値注文を出してしまうと現在レート付近ですぐに約定してしまい成行注文のようになってしまいます。

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少しややこしくなってきたので表で整理してみました。

トレード場面 注文方法 使用方法
ロング 指値買い
Buy Limit
現在よりも安いレートを指定して予約買い注文
(例)押し目狙いでエントリー注文
指値売り
Sell Limit
保有ポジションの利確ポイントに予約売り注文
利食い決済
逆指値買い
Buy Stop
現在よりも高いレートを指定して予約買い注文
(例)レジスタンスブレイクでエントリー注文
逆指値売り
Sell Stop
保有ポジションのロスカットポイントに予約売り注文
損切り決済
ショート 指値買い
Buy Limit
保有ポジションの利確ポイントに予約買い戻し注文
利食い決済
指値売り
Sell Limit
現在よりも高いレートを指定して予約売り注文
(例)戻り売りエントリー注文
逆指値買い
Buy Stop
保有ポジションのロスカットポイントに予約買い戻し注文
損切り決済
逆指値売り
Sell Stop
現在よりも安いレートを指定して予約売り注文
(例)サポートラインブレイクでエントリー注文

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現在よりも高いレートで右クリックをすると『指値売り』『逆指値買い』、現在よりも安いレートで右クリックすると『指値買い』『逆指値売り』が表示されます。

エントリーするときの注文方法はこの4種類だけ、逆指値はロングとショートでは使い方が全く逆になると覚えておくと分かりやすいと思います。

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指値・逆指値の注文方法

指値、逆指値の注文はオーダー発注画面から出すことが出来ます。

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MT4の上部にある「新規注文」のアイコンからオーダー画面を表示することができますし、チャート上で右クリックをして「注文発注」から「新規注文」の順に選択することでもOKです。

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通貨ペア 取引する通貨ペアを表示(間違っていないか確認)
数量 ロット数で表示
(例)1.0=10万通・0.1=1万通貨・0.01=1000通貨
決済逆指値(S/L) 約定と同時に指定したレートで逆指値のストップロス注文が出される
▲をクリックすると現在レートが表示される
決済指値(T/P) 約定と同時に指定したレートで指値の利確注文が出される
▲をクリックすると現在レートが表示される
コメント 特に記入する必要なし
注文種別 成行注文or指値注文を選択する
指値、逆指値注文
注文種別
[BuyLimit] [Sell Limit] [Buy Stop][Sell Stop]から選択
価格 希望するレートを直接入
もしくは▲をクリックすると現在レートが表示され調整が可能
有効期限 注文の有効期限
有効期限を設定する場合は🔲にチェック✔を入れる

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注文を出す場合は取引したい通貨ペアのチャートを表示して行うと違う通貨ペアにエントリーしたという誤発注を防ぐことができます。

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ストップロス・テイクプロフィット注文のやり方

ストップロス=損切り
テイクプロフィット=利食い

エントリー後の二つの注文を出す方法を解説します。

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チャートに表示されるエントリーラインを右クリックし、『注文の変更』を選択します。

決済逆指値(S/L)と決済指値(T/P)を入力して『変更する』をクリックすると完了です。

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ただ、私は直近の高値安値にロスカット、利確ポイントを設定することが多いので、毎回そのレートを調べるのが面倒なのでもっと楽な方法で注文を変更していました。

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約定したエントリーラインをドラッグして上下に移動するだけで自動で「SL」と「TP」が切り替わり注文を出すことが出来ます。

移動した後、確認の変更発注画面が表示されるので『変更する』をクリックするだけです。

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OCO注文、IFD、IFO注文という呼び方もありますが、エントリー後にロスカットと利食いのポイントを逆指値でセットするだけの注文方法のことなので特に名称を覚える必要はないと思います。

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分割決済のやり方

分割決済も同じくエントリーラインを右クリックして「注文の変更」をクリックして変更のオーダー発注画面を表示します。

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保有ポジションの通貨ペアを確認して「注文種別」は『成行注文』を選択し、分割で決済したい数量を入力した後に『通貨ペア成行決済』をクリックすると注文は執行されます。

取引量が1Lot(10万通貨)で半分決済したい場合は「0.5」、4分の1決済するときは「0.25」と入力します。

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指値と逆指値 まとめ

私は指値で注文を出したことがなく、エントリーするときはザラ場を見ているので常に成行注文です。

余程値動きが激しくない限りは、ほぼほぼ現在レート付近で約定します。

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特に国内FXとは違い、NDD方式を採用しているAxioryの約定力は定評があるので安心して成行でエントリーすることができます。

国内FXが採用しているDD方式では、指値でもスリップするので成行での注文は相手側の思う壺になってしまいそうです。

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エントリーをしたらすぐにロスカットポイントに逆指値をセットするという習慣をつけるだけで、一発退場というリスクからは解放されます。

ロスカットの設定はトレーダーとしての最低限のマナーだと思います。

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損切りをどこですればいいのか?という疑問を分かりやすく解説している記事も興味があれば読んでみてください。

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