損切り

FXトレードで生き残るためのは「損切り」は必要不可欠なスキルになります。

損切りを嫌がる人は少なくないので、損失を限定することの大切さを説明します。

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損切りとは

損切りとは思惑と違った方へレートが動き、含み損になったポジションを自らの意思で決済をして損失を限定する行為のことです。

ロスカット、ストップロスと呼ばれるトレードスキルの1つです。

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損切りをせずに含み損のポジションを持ち続けていた場合、ほとんどは含み損から含み益になりプラスで決済することができます。

これが大きな落とし穴になっています。

相場の8割はレンジなので、思惑と違ってもそのままキープしていれば戻ってきますが、レンジブレイクのトレンドが発生したとき、証拠金をすべて持って行かれてしまいます。

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ユーロドルの4時間足です。

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このラインを軸にロングとショートでエントリーを繰り返し、両ポジションともロスカットなしで利益が10%になればエグジットするというルールでトレードをしたとします。

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ほとんどのトレードでは利益になります。

連勝が続くと人は気が大きくなり、エントリーしたポジションが含み益になったときポジションを追加して取得レートの平均を有利にしようとします。

俗にいうナンピンです。

ロスカットの設定をしないでナンピンを繰り返すと・・・

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ユーロドルの日足です。

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ロスカットしないナンピンは必ず上記のような結末がどこかで待ち受けています。

下落幅は14500pipsです。

赤ラインが先ほどのトレード場面で、現在もあのレートまで戻っていません。

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ストップロスを設定していないと積み上げてきた些細な利益が一気に吹き飛んでしまうような値動きに必ず巻き込まれてしまいます。

仮にナンピンをしていなくてもロスカットをしていなければ、現在も含み損のまま塩漬けになり、資金が使えない状態になっています。

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塩漬けとは、含み損のポジションを利益になるまで損失を確定したくないという理由で決済できない状態のことを言います。

特に短期トレードを始めようと思っている人は必ずロスカットを設定していないと塩漬けのポジションは資金の回転率を下げてしまう原因になります。

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損切りの目安は?

1回の損切りで大きなダメージを食らってしまうと回復することができないラインがあります。

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損失額(%) 回復するための利益率(%)
-10% 11%
-20% 25%
-30% 43%
-40% 67%
-50% 100%
-90% 900%

損失額が10%、20%までは、ほぼ同じぐらいの利益率で資金を回復することができますが、それ以上になると不可能に近くなってきます。

特に50%も資金を失ってしまうと回復するのに100%の利益率が必要になります。

例えば、資金が10万円でトレードの損失が50%の5万円になったとした場合、残りの資金5万円で元の10万円に戻すには5万円の利益が必要ということになります。

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損切りラインの目安は総資金(口座残高)の2%までです。

最悪の事態を考えての2%です。

表では10%までなら立て直しができる損失額ですが相場の急変動に巻き込まれた場合、スリップ(滑り)してしまうことを考慮しての2%です。

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10%に損切りラインを設定しておいてスリップしたら・・・取り返しのつかない損失になる可能性が出てきます。

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トレードは常にリスクを減らすことを考え、最悪の事態を想定する必要があります。

損切りラインの目安は口座残高の2%までです。

2%までなので1%に設定してトレードすることはありで、その場合は損失額を統一するようにしてくだい。

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このトレードは0.5%で次のトレードは2%と統一していないと収益にバラツキが出てくるので常に同じ条件でトレードをします。

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損切りラインの決め方

損切りラインの決め方はトレードする根拠が崩れたタイミングです。

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例えば、ポンドドル4時間足のこの場面。

赤ラインをブレイクしたショートエントリーするとします。

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その場合の損切りラインをどこに設定するか?

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ポンドドル日足。

逆行して直近の高値の青ラインを越えてきたらロスカットします。

2019年12月の英国総選挙で高値を付けたのに戻されてきた後のサポートラインをブレイクすることがエントリー根拠になるので、この高値を越えてきたら更に上昇する可能性が高くなると判断することができるため損切りをします。

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余談なのですが、例えでこのショート場面を選んだわけですが本当の狙いはロング方向です。

安値を付けた高値を2019年12月にブレイクしているので大きな流れは上昇転換したのではと考えることが出来ます。

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黄〇の安値をつけたオレンジ〇を英国選挙の結果発表の赤○の高値が超えているのでオレンジ○からの下降トレンドのショート勢はほとんどストップロスに掛かった可能性が高いです。

もし、先ほどの例えの赤ラインをショート方向へブレイクしたのにも関わらず、青ラインをブレイクすることがあれば、超ロング場面だと思います。

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その場合のロスカットラインの決め方はブレイクした安値になります。

下方向へブレイクしたのに逆行して上昇していったということなので、下へブレイクしたのにという根拠が崩れる水色ラインにロスカットラインを設定します。

週明けからポンドドルは要監視通貨ペアになりますが、日足レベルでのトレードになるので長期ト保有になると思われます。

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損切りしない

損切りしない人には2通りの人がいます。

  1. 明確な資金管理の元、損切りをしない逆張りトレーダー
  2. それ以外のロスカットできないトレーダー

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明確な資金管理の元、損切りしない逆張りトレーダー

資金管理とたくさんの資金があれば、損切りしないで逆張りで勝つことはできます。

ただ、これには明確なトレードルールが出来上がっていることが大前提になります。

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資金管理方法と一緒に損切りしないトレード手法を詳しく書いているので、興味があれば参考にしてください。

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それ以外のロスカットできないトレーダー

ロスカットの存在を知らないトレーダーは別として、ロスカットできないトレーダーにはそれなりの理由があります。

ロスカットの存在意義を知ると必ず、誰しもがロスカットをするようになります。

損失を限定する原理は正しいですから。

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しかし、期待値がプラスのトレードルールがあるからこそ、損切りをしてもトータルで勝つことが出来るのですが、ルールそのものがない、もしくはルールの期待値がプラスではないトレーダーがロスカットをするとどうなるか?といいますと損切り貧乏になります。

損切り貧乏とはロスカットばかりで資金を溶かしていく状態です。

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この損切り貧乏になると「ロスカットに意味があるのか?」「損切りって無意味?」といった疑念を持ち始めます。

そういう疑念を持ち始めたときにロスカットをせずに含み損のポジションを持ち続け、それがプラスに転じて利食いすると疑念が確信に変わり「ロスカットは必要ない」と声を大にして言い始めます。

これで損切りできないトレーダーが完成です。

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この類のトレーダーは勝率99%で残りの1%の確率で相場から退場していきます。

俗にいうコツコツドカンです。

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損切り貧乏の特徴と原因

損切り貧乏になるトレーダー特徴は「ポジポジ病」患者です。

エントリーしないとチャンスに乗り遅れると思い込み焦ってポジションを持ってしますトレーダーのことです。

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きっちり損切りを設定しているのに一向にプラスの収支にならないというトレーダーはポジポジ病の可能性が高いです。

損切り貧乏になる原因はとてもシンプルです。

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「期待値プラスのトレードルールがない」

原因はシンプルですが、解決するにはそれなりの覚悟と時間が必要になってきます。

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期待値とは

期待値とは『確率変数のすべての値に確率の重みをつけた加重平均である by ウィキペディア』

期待値を調べても意味不明な内容が多いですが、FXトレードでいうところの期待値とは1つのルールでトレードした結果の平均値のことです。

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FXの期待値の計算方法

通貨ペア ドル円 ポンドドル ポンドドル ドル円 ユーロ円
損益 +2000円 -1000円 -700円 -500円 +7000円

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例えば上記のような1つのルールでトレードをした場合、損益の合計をトレード数で割るとそのルールの期待値を計算することができます。

【損益合計】÷【トレード回数】=期待値

上記の表を計算すると、6800円÷5回=1360円 になるので、表のルールでトレードを1回するごとに1360円の利益になるということになります。

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これは例えなのでトレード数が5回と少なすぎるのですが、実際に期待値を計算するにはサンプルトレードは最低でも100回は必要になってきます。

期待値プラスのトレードルールを作るのは早々簡単にできるものではありません。

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よく勘違いする人がいてるのですが、シンプル=簡単ではありません。

簡単はイージー(easy)で、シンプルは単純、飾り気がないなどです。

トレードルールはシンプル、飾り気のない単純なルールが良いです。

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トレードの構造はとてもシンプルです。

トレーダーはエントリーとエグジットのタイミング、ポジションサイズを決めるしかやることがありません。

インジケーターのような飾りをつけて複雑にするのではなく、相場の本質でトレードするルールを作ることを目指してください。

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損切り まとめ

当サイトの記事を読んでいる人は、負け組トレーダーよりも頭一つ抜き出ています。

多くの負け組トレーダーはトレードの勉強をしようともしません。

値ごろ感の感情トレードで勝った負けたと一喜一憂しています。

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トレードを勉強し、スキルを磨き上げて一流のトレーダーになるという姿勢はとても立派だと思います。

それでも勝てるようになるにはそれなりの時間が必要になります。

志が高くても、この時間に負けてしまい途中下車するトレーダーも少なくありません。

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そういったモチベーションダウンを避けるためにも、最初はスワップトレードから始めてトレードを勉強しながら、スワップポイントで収益を上げた方が良いと思います。

ヘタなトレーダーよりも確実に利益を叩き出してくれるスワップポイントは意外と知られていません。

スワップポイントは長期投資になるので、監視通貨ペア、監視時間ともに少なくそれ以外の時間いトレードの勉強をすることができます。

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スワップトレードの方法を記事にしているので、興味があれば参考にしてください。

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